インタビュー【2】
ミニブログ「ツイッター」で使い方が分からないなど困ったことがあると、即座にツイッター上で的確なアドバイスをしてくださることで初心者を中心にユーザーから頼りにされている「724685」(なにしろパソコン編集長)さん=下のアイコン。
そんなツワモノの724685さんでさえツイッターを止める寸前だった時期もあったと、衝撃的に打ち明けたのが前回までのお話でした。その724685さんが一転、ツイッターにハマっていったのには一体どんな理由があったんでしょうか? インタビューシリーズ第2回目の今日はその秘密に迫ります
(インタビュー【1】はここ http://yanagihara.iza.ne.jp/blog/entry/1809146/)

◇ ◆ ◇
つながる力倶楽部
----(柳原)724685さんをツイッターに引き止めたのは「つながる力倶楽部」がきっかけだったというご説明でしたね。経済評論家の勝間和代さんと歌手の広瀬香美さんによる「倶楽部」はどんないきさつで始まったのですか?
(724685)もともとは勝間さんと広瀬さんがお互いにツイッターの使い方を教え合いましょう、と呼びかけたところから始まったんですね。尋ねたいことがある人はツイートにハッシュタグ #kohmitweetをつけて気軽に尋ねましょう、解決法を知っている人も同じタグをつけて快く教えてあげましょう、と。倶楽部の誕生秘話はこちらで見られますよ→ http://togetter.com/li/15011
----そのハッシュタグのついたツイートをすべて「倶楽部」と呼んだわけですね。倶楽部はいわばツイッターを始めた人のためのアフターケアを互助精神でやろうということですね。集合知を生かす、ネットならではのアイデアです。それで、「ハッシュタグ」の説明をもう少し詳しくお願いします
ツイート文の最後でいいですから、前後に半角を入れて「 #kohmitweet」と書き入れます。このハッシュタグが「倶楽部」に参加している目印のようなものなんですね。このタグを検索することで「倶楽部」に参加しているメンバーの発言を追うことができるんです。ツイッターではいろんな情報が飛び交いますが、こうしたタグをつけておくことで関連する話題が追いかけやすくなるんですよ。
----へえ、それは便利そうですね
ツイッターは投稿のジャンルがバラバラというのが長所でもあり短所でもあるのですが、タグによって話題を区分けすると一つの話題を追う分には読みやすくなりそうですね
そうです、そうです。そして、そのタグは話題の数だけあるといっていいほどありますから、「ハッシュタグクラウド」 (http://hashtagcloud.net/)といったサービスで検索してお気に入りのものを探してみるといいでしょう。
----そこで趣味の合う話題があればハッシュタグをつけてツイートしていけば、同じハッシュタグ同士の仲間が情報交換できるようになるんですね。了解です。話を元に戻しますと、その「倶楽部」のハッシュタグをつけたツイ-トはかなりの数に上ったんじゃないんですか?
それはものすごい数でした(笑) 当時すでに、勝間さんも広瀬さんもフォロワーが20万人を越えていました。その2人が「やりましょー」と一斉に声をかけるわけですから、反応する人がいないわけありません。「#kohmitweet」というタグを付けることで、倶楽部の「部室」に誰でも入ることができ、ツイッターの使い方などについての質疑応答がどんどん繰り返されました。週2回のペースで広瀬さんたちも参加する日は「部活」と呼ばれ、大いに賑わったんです。
(「天然」を公言する広瀬香美さんがライブでつぶやき、倶楽部を盛り上げた)
----その場がビギナーの方々がツイッターに関するいろんな知識を吸収する場になった
それはもう、いろんな質問が飛び交いました。アイコンを変えたいとか、フォローを増やすにはどうしたらいいか、写真を見せる方法は? などなど・・・。大勢の人がいっせいにこのハッシュタグに集まるので、毎度、収拾がつかなくなるほどでした(笑) 広瀬さんと勝間さんの有名人効果は絶大でしたよ。
高かった認知度
----みなさん、ツイッターをやりたい、しかし使い方が分からないと、もやもやしていた。そこへ「教えあいましょう」という企画が出てきて、みんなが飛びついたのかもしれませんね
すでにツイッターの認知度は高かったということはあると思います。大統領選の際にオバマ陣営がツイッターを使った選挙戦をやったこと、ニューヨークのハドソン川にUSエアウェイズが不時着水した事故がツイッターで伝わったことなど、ツイッターが新メディアとして認知度が上がってきたばかりでした。そこへ勝間さんや広瀬さんといった有名人がツイッターを始めたこともあり、2009年後半あたりからユーザーが増えたようです。
----なるほど、そうだったんですか。飛行機事故についてはこちらで http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/16/news105.html 詳しく説明されていますね
さらにツイッター関連書籍の出版ラッシュがありました。中でも週刊ダイヤモンド(2010年1月23日号)=下の写真=でツイッター特集が組まれ、そこで「つながる力倶楽部」の存在が紹介されると、「ダイヤモンドを見てやってきました」という読者の方が引きもきらず「部室」を訪ねてきたんですね。
勝間氏、顧問に認定
私の本業はパソコンの扱い方などをサポートするキューアンドエーという会社(http://www.qac.jp/)で初心者向けのサイトやメールマガジンを運営したり、よくある質問をブログで紹介したりしています。一方、米家電量販店のベストバイのカスタマーサポートがツイッターを使って顧客のいろんな質問に答えているのを知っていましたが、「本当にそんなことできるのかな」と感じていました。
そこで、この「倶楽部」でたくさんの質問が寄せられたとき、自分でもどこまでサポートできるかやってみようと思い立ったんです。そして次々に回答していきました。それでも、あれほどまでビギナーの方々の質問が押し寄せるとは思わなかったので、千本ノックを受ける気分でした(笑)
----えっ、千本も?
実際には1日に150回くらい答えたでしょうか(笑) ビギナーの方々の質問に対し、知っていること、急いで調べたことを部室でどんどん答え続けたんですね。もちろん実験を兼ねていたので無報酬です。そうすると、そのやり取りを見ていた勝間さんから指名されて、倶楽部の「顧問」になっちゃった(笑)。そうしてツイッターから脱出不可能になってしまったんですね

(勝間さんが724685さんを顧問に認定したツイート)
----へえ、それだけ724685さんの助言が的確だったということなんですね。惜しみなく何でも教えてくださる存在はもはや顧問というより「神」のようです。しかし無報酬だったなんて・・・
まあ、お役に立てて何よりです(笑)。無報酬ですが、勝間さんから顧問に認定されたかいあって、私のフォロワーがどんどん増えました。増加数が1日に500人という日もあったほどで、あっという間に3500人に達しました。私の1回のツイートが一気に約3500人に届くというのはすごいことです。下のグラフがフォロワーの激増ぶり
を示しています。

----倶楽部にはいろんな質問が書き込まれるでしょうし、さばいていくためにあれこれ考えるのは大変ではなかったですか? しかもほぼリアルタイムに答えていかないといけない。無責任な回答もできないんでしょう?
ええ、最初は大変でした。けれど初心者の質問は同じようなものが多いんです。そこで過去にツイートした内容を記録する「Twilog(http://twilog.org/724685)」を使って、140字にパッケージ化した自分の回答をそこから取り出し、手元に置いてアレンジしながら再利用して発信する、という流れを作っていきましたところ、負担は減ってきました。いまでは「部室」への質問そのものが減っていますが、それでも1日に何件かは答えているんですよ。徐々に質問の内容が高度化しているのが悩みですかね(笑)。
セミナー講師も
----本業のお仕事にも生かされているのでしょうか?
ずいぶん役立っていますよ(笑) 回答を繰り返すうちに最先端のツイッターに詳しくなったおかげで、BS番組にツイッター講師として招かれたこともありますし、ツイッター・セミナー(有料)もこれまでに6回開催してきました。余談ですが、先日は横浜でセミナー開催中にツイッターそのものが動かなくなって大慌てというハプニングにも見舞われましてね(笑)、そのことをツイートしたらフォロワーの方々から逆に励まされましたよ。ありがたいことです。

(724685さん=なにしろパソコン編集長=こと林俊二さんはキューアンドエー社在籍で、講師も引き受ける)
----へえ、ツイッターって突然動かなくなることがあるんですね
サーバーの能力がユーザー数の増加に追いついていないことが原因のようですが、ダウンすることはよくありますね。まだまだ発展途上のサービスだということだと思います。
(第3回に続く)
◇ ◆ ◇
724685さんは持ち前のバイタリティで、ツイッターの使い方を手ほどきするボランティア・インストラクターとして「つながる力倶楽部」を舞台に活躍することで、存在感を発揮。それを踏み台にツイッター講師としてリアルの世界でも活躍するようになりました。
さて、「顧問」にまで認定されてしまい、講師でもある724685さんが個人としてはツイッターをどういうふうに見て、また現在どのようにお使いになっているんでしょうか? 一方、ツイッターにはどのような課題、あるいは影の部分があるのでしょう。インタビュー最終回となる第3回目では、こうした疑問を一緒に解き明かしてまいります。数日以内に拙ブログに掲載の予定です。乞うご期待ください
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(注)
初回のインタビュー記事でも明らかにしたようにツイッター上で知られる「724685」(なにしろパソコン編集長)さんはユーザー名で、ご本人はキューアンドエー株式会社の林俊二さんです。さて、ここでクイズです。724685さんのユーザー名はどのようにしてつけられたと思いますか?
ア、72年4月6日午後8時5分に生まれたので
イ、昔住んでいたアパートの住所の郵便番号から採用した
ウ、7(な)2(に)4(し)6(ろ)8(パソ)5(コン)の語呂合わせ
お知りになりたい方はツイッター http://twitter.com/724685 で724685さんをフォローして、気軽に聞いてみましょう


by 8000hr
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